手軽さとスポーティーな走り心地で、通勤から週末のサイクリングまで大活躍のクロスバイク。
でも、乗り始めた頃の楽しさとは裏腹に、「30分も乗っていると手が痺れてくる」「走り終えると肩や首がガチガチに凝ってしまう」といった悩みを抱えている方、意外と多いのではないでしょうか。
その疲れ、もしかしたら自転車のせいではなく、ハンドルがあなたの身体に合っていないせいかもしれません。
まず考えてみてほしいのが、ハンドルの幅です。
クロスバイクに最初から付いているハンドルは、一般的に少し広めのものが多く、それが必ずしもあなたの肩幅にフィットしているとは限りません。
ハンドルが広すぎると、脇が開いて不自然な姿勢になり、肩周りの筋肉に余計な負担がかかります。
逆に狭すぎても窮屈で、操作が不安定になる原因に。
ほんの数センチ、ハンドルバーをカットして幅を調整するだけで、驚くほど腕が楽になり、リラックスして乗れるようになることがあります。
次に重要なのが、ハンドルの高さと距離。
サドルの高さは気にするけれど、ハンドルの位置は買った時のまま、という方がほとんどでしょう。
ハンドルの位置が低すぎたり、遠すぎたりすると、前傾姿勢が強くなりすぎて首や腰に負担がかかります。
逆に高すぎ・近すぎても、体重がサドルに集中しすぎてお尻が痛くなる原因に。
「ステム」と呼ばれる、ハンドルとフレームを繋ぐパーツの角度や長さを変えることで、ハンドルの位置は自由自在に調整可能です。
「もう少し体を起こした楽な姿勢で乗りたいな」という希望も、パーツ交換で叶えることができます。